葬祭業者のプロ達が自身の葬儀を真剣に考えた時、それまで常識とされてきた葬儀に対して様々な疑問や矛盾が浮かび上がってきました。こうして誕生した協会の幹は、やがて、音楽、照明、音響、ホテル、サービスなど、様々な業界の匠達の賛同を呼び、これからの時代の葬送の「在り方」についての探求が始まりました。
葬送サービスの原点―。それは何よりご遺族の「悲嘆」に対して、私たち葬祭業者ができることは何か。非営利的見地からなるこうした共通認識のもと、宗教哲学やカウンセリング、司会や式進行における癒しのメカニズムなど、様々な研鑽を通じて「人が人を送る」という本来の葬儀が行われる意義に着目し、これからの「あるべき」葬儀とは何かを探求し続けています。
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